Our History

一つの世界、一つのトライウォール

1950年代前半に、米国・ニュージャージー州で小さな製函事業を営んでいたアベ・ゴールドスティンが、機械による新しい貼合方法で重量物用の段ボール製品の開発に成功し、これを“トライウォールパック”と命名しました。これがトライウォールという名前が誕生した由来です。

その当時、輸送梱包の主流を占めていた木材やそのほかの時代遅れとなりつつある梱包資材の代替として、重量物用包装資材として優れた特徴をもったトライウォールパックはすぐに市場で認知されました。アメリカ市場に進出して10年もしないうちに、トライウォールパックは産業機械や農産物の輸送包装資材として幅広く利用されるようになりました。

アメリカでのトライウォールパックの成功が会社の飛躍へと導き、海外現地企業との一連の事業提携を通じてグローバル展開にまで達することができました。1960年代後半のイギリスから始まり、トライウォールは1974年に日本の大手製紙会社との合弁事業でアジアに進出しました。それから30年の間に日本のトライウォールは大きく成長、発展し、周辺地域の韓国、台湾、東南アジア、そして中国にまで事業を拡大することが出来ました。この発展が現在の“トライウォールグループ”の始まりとなっています。

2010年、トライウォールは本社機能を東京から香港に移管しました。この移管でトライウォールは更に国際企業としての存在価値を高め、グループにとって重要な中国市場での事業展開を迅速且つ長期的に事業を拡大していくことの原動力となっています。本社機能を担う香港の Tri-Wal Limited (トライウォールリミテッド)は、その傘下に置く各地域グループの持ち株会社を介して、日本、東南アジア、中国、ヨーロッパ、米国でグローバルに事業を展開しています。
Tri-Wall Limited は、グループ事業の最適運営を推進するため、経営企画、財務経理、情報、広報、株主との円滑な関係維持など、本社機能の中枢業務を担っています。

トライウォールは今も進化し続けています。アジアでのネットワークを継続的に拡大している中で、同時によりグローバルに事業展開を推進しています。トライウォールの認知度を更に高め、より大きな目標に向けて歩み続けています。これまで半世紀以上もかけて培ってきたトライウォールの実績を活かし、輸送包装以外の分野でも新しい製品とサービスの提供に取り組んでいます。世界に通じる製品、サービスの開発において、たゆまないイノベーション、品質に対するこだわり、お客様を第一とするトライウォールの基本姿勢が輸送包装分野以外でも引き継がれています。

“一つの世界、一つのトライウォール” - 私たちはいかなるお客様に対しても、お客様の場所、地域を問うことなく、品質と信頼に優れた製品・サービスをお届けします。